日本猫のルーツは当初、奈良時代~平安時代、中国から仏教が伝えられた際に経典をネズミから守るために船に一緒に乗せられて来たとされていました。
しかしその後、長崎県壱岐市のカラカミ遺跡から家猫と思われる骨が発掘され、今からおよそ2100年前の弥生時代にはすでに日本猫が存在していたという説が濃厚になりました。
長い歴史の中で日本猫はどのような特徴をもつようになったのでしょう。
今回は日本猫の種類別に、特徴をご紹介していきます。
日本猫の特徴【三毛猫】
三毛猫ははっきりとした白・黒・黄の三色の毛を持つ猫で、世界的にも珍しい特徴をもった猫です。
野良猫でも綺麗な毛を持つ子が多いため、海外からの観光客には驚かれています。
三毛猫のほとんどがメス。運動神経が良く、器用で賢いですが、マイペースでプライドの高い気まぐれな性格だとも言われています。
日本では「招き猫」としても古くから人々に親しまれてきました。
日本猫の特徴【白猫】
白猫は全身が真っ白。日光に当たるとキラキラ輝いて光沢を放ちます。
目の色は青や金ですが、左右の目の色が違う「オッドアイ」の猫も多くいます。
白猫は自然界では目立つ毛色なので、性格は神経質でデリケート。慣れるのに時間がかかりますが、慣れてしまうと独占欲が強く飼い主さんに甘えていきます。その一方、他の猫に対しては強気な態度をとります。
日本猫の特徴【黒猫】
黒猫は、一部白い毛が混ざった猫と全身真っ黒の猫に分かれ、目の色は大半が黄色、まれに青い目を持つ子もいます。
見た目はツンとして見える黒猫ですが甘えん坊で人懐っこく、飼いやすい猫だと言われています。
白猫と違い、黒猫は自然界では目立ちにくく警戒心が弱くなったとも考えられています。
日本猫の特徴【トラ猫】
トラ猫は「サバトラ」と「キジネコ」に分けられます。
サバトラは灰色の被毛に黒のしま模様が入っているのが特徴の猫です。用心深い一面もありますが人懐っこい性格で、飼い猫としてはとても人気がある猫です。
キジトラはブラウンの地色に黒の縞模様が特徴。用心深く慣れるまでに時間がかかりますが、上手にコミュニケーションをとっているうちに、人懐っこい性格を見せてくれるようになります。
日本猫の特徴【サビ猫】
サビ猫は黒・茶・赤色がまだらになった毛が特徴の猫です。日光に当たると鮮やかなべっこう色に見えることから「べっこう猫」とも呼ばれています。
気は強くありませんが、愛嬌と協調性があって甘えん坊な猫です。
また、三毛猫に特徴が似ていてサビ猫もほとんどがメス。とても頭が良く、体も丈夫で長生きしやすい猫だと言われています。
日本猫の特徴【まとめ】
日本猫は人懐っこくて穏やかな性格の猫が多いようですね。
世界中で愛されている日本猫。特徴を知ってさらに愛おしくなりました。
今後も猫に関する知識などご紹介してきますので、ぜひまた遊びに来てくださいね。
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