今回は猫のシャンプーの必要性や手順、頻度、シャンプーのやり方、なぜ猫がシャンプーを嫌がるのか?その理由を紹介したいと思います。まず、前提としてシャンプーをしないと死んでしまう猫はいません。
猫のためというよりは、人間と清潔に同居するために、シャンプーが必要なのかもしれません。必要に応じて定期的にシャンプーを実施することで、猫をより清潔に保つことができます。
猫をシャンプーで洗うメリット
綺麗好きの猫もグルーミングで清潔に出来ない部分がある
猫は普段から綺麗好きなので、グルーミングで常に体を綺麗に保っています。しかし、舌の届かない部分など掃除出来ない箇所がどうしてもあります。すると被毛に汚れがたまっていたり、排泄物がついて臭いを発するようになります。その部分を重点的にケアしてあげることで、猫を清潔に保ってあげることが出来ます。
猫におすすめのシャンプー
猫の身体を洗う時は動物専用で無香料のシャンプーを使いましょう。猫は嗅覚が鋭いので、シャンプーの香りが、かえって猫のストレスになることがあります。猫に人間用のシャンプーを使ってはいけません。必ず専用の商品を用意しましょう。
猫の抜け毛のケア
長毛種の猫は毛づくろいをする際に抜け毛を飲み込んでしまう危険性があるため、日ごろの毛のケアは大切です。シャンプーで抜けた毛を洗い流すことで、毛玉の嘔吐の回数を抑えられる効果があります。
猫のシャンプーのやり方
シャンプーの前にする準備
シャンプー直前の準備としてまず健康状態をチェックしましょう。そしてブラッシングで毛並みを揃えてあげます。シャンプーの頻度は、短毛種なら半年に一度、長毛種なら1ヶ月に一度くらいが目安になります。
そしてシャンプーをする前に、猫をお風呂場に慣れさせましょう。シャンプーをするお風呂が猫にとって行ったことの無い場所だと、より警戒心が高まります。日頃から開放し、慣れさせておきましょう。
お風呂場で猫を洗う
猫が嫌がりにくい背中からゆっくりお湯をかけ始めます。猫の体温は38度前後ですから、お湯の温度をこれに近い状態で維持することも忘れないでください。そしてシャンプー液をまんべんなく体につけていきます。
スムーズに体に広げるためスポンジを用いても構いません。シャンプーが被毛にしみこんだら、首から胴に向かってよく泡立てながら体を洗っていきます。顔を洗う際は、頭頂部にシャワーヘッドをあて、そこから下へ流れるお湯で顔が濡れていくようにすると嫌がられにくいでしょう。
体を乾かす際は、大きめのタオルに包んで全身を拭いた後、おしぼりなど小さめのタオルで顔や指などを拭いてあげましょう。それが終わったらドライヤーをかけますが、猫はドライヤーの音と風がとても苦手です。
ドライヤーの風は低温にし、自分の手に風を当てても熱くない距離(30㎝程度)に離して、後ろから毛をかき分け、根元に風をあてましょう。風で毛についている水滴を飛ばすイメージで行います。
シャンプーの頻度
短毛種や室内飼いの場合のシャンプーの頻度は、年1~2回程度で十分です。また短毛種でも飼い主に猫アレルギーがある場合や、長毛種の猫、汚れが目立つ猫は、月1回程度のシャンプーで清潔感を保てます。
猫がシャンプーを嫌がる理由
そもそも体が濡れることが嫌い
猫の先祖は昔、砂漠地帯に住んでいたため、体が濡れることに慣れていません。また、縄張りで生きる動物のため、自分のニオイが洗い流されてしまうことを不快に感じるので、シャンプーを苦手とする猫が多いのです
猫は大きな音と勢いよく流れる水が苦手
猫がシャワーを怖がる原因は、主に音と水の勢いが原因です。また寒さに弱い猫の毛は、羽毛のように細くて柔らかく保温性に優れていますが、撥水性は低く水を含みやすくなっています。そのため、一度濡れると乾くのにもかなり時間を必要とします。
猫が暴れて仕方ない時はプロに任せましょう
とにかく猫が暴れて仕方ないという場合は、無理にシャンプーをするとパニックを起こすなど危険です。その時は速やかにシャンプーは止めてください!
まとめ
コツを掴めば手早くシャンプー出来るようになります。愛猫に合ったシャンプーを用意して、ぜひトライしてみてください。まだ猫のシャンプーを使用したことのない飼い主さんは是非、これを機会に愛猫ちゃんのケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
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